【もう焦らない】コンビニのご祝儀袋は失礼?選び方・書き方まで5分で完璧ガイド

 

この記事を書いた人:佐藤 みのり

元ウェディングプランナー / 現代マナーアドバイザー

これまで500組以上のウェディングをプロデュースし、多くのゲストのお悩みにも寄り添ってきました。ウェディング情報サイトや雑誌などで、ゲスト向けマナーに関する記事を多数寄稿・監修。

元プランナーの私が、あなたの緊急事態を全力でサポートします!

 

結婚式前夜、「ご祝儀袋がない!」と焦っていませんか?

安心してください。今すぐコンビニで準備すれば、心のこもったお祝いは全く問題なくできます。

この記事では、元ウェディングプランナーの私が「今すぐコンビニで買うべきもの」から「5分で完成する書き方」まで、あなたが最短で、そして完璧に準備を終えるための全手順を丁寧に解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたの「どうしよう」という焦りは「これなら大丈夫」という自信に変わっているはずですよ。

【結論】ご祝儀袋はコンビニでOK!ただし注意点が1つだけ

「コンビニのご祝儀袋って、新郎新婦に失礼だと思われませんか?」

これ、私がプランナー時代に本当によく受けた質問です。忙しい毎日の中、うっかり準備を忘れてしまうことは誰にでもあります。まず、自分を責めないでくださいね。

結論から言うと、ご祝儀袋はコンビニで購入したもので全く問題ありません。

現代では、ご祝儀袋をどこで買うかということよりも、相手へのお祝いの気持ちを込めて、正しいマナーで準備できるかということの方がずっと大切です。

ただし、焦っている時だからこそ見落としがちな、たった一つの重要な注意点があります。それは「結婚祝いにふさわしいデザインのご祝儀袋を選ぶ」ということです。このポイントさえ押さえれば、何も心配することはありません。

【実践マニュアル】今すぐコンビニへ!買うべき物リストと選び方の全手順

さて、心が決まったら早速コンビニへ向かいましょう。お店で迷わないように、買うべきものと選び方の手順を具体的に解説します。

最初に、コンビニで買うべきものをリストアップします。この3点さえあれば完璧です。

ご祝儀袋を選ぶ際に最も重要なのが、袋の中央にある飾り紐、水引(みずひき)の種類です。結婚祝いのご祝儀袋を選ぶ際は、水引の種類に絶対的なルールがあります。

結婚は一度きりであってほしいお祝い事なので、「固く結ばれてほどけない」という意味を持つ「結び切り」または「あわじ結び」の水引を選びましょう。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 「蝶結び」の水引だけは、絶対に選ばないでください。

なぜなら、「蝶結び」は何度も結び直せることから、出産や進学など「何度あっても嬉しいお祝い事」に使われる水引だからです。結婚祝いで蝶結びのご祝儀袋を使うと、マナーを知らない、あるいは再婚を望んでいると誤解されかねず、これは最も避けたい失敗の一つです。

【3大コンビニ比較】セブン・ファミマ・ローソン、どこで買うのが正解?

「どのコンビニに行けば、ちゃんとしたご祝儀袋が売っているの?」という疑問も多いでしょう。ここでは、主要なコンビニエンスストア3社の品揃えの傾向を客観的にレポートします。

緊急時には、品揃えが豊富で、ご祝儀袋と一緒に筆ペンも手に入る可能性が高いコンビニを選ぶのが賢明です。

3大コンビニ ご祝儀袋品揃え 傾向比較

コンビニ名 品揃えの豊富さ デザインの傾向 筆ペンの有無
セブン-イレブン ◎ 豊富 シンプルで定番のデザインが多い。3〜5万円用に最適。 〇 置いている店舗が多い
ファミリーマート 〇 比較的豊富 やや華やかでデザイン性の高いものが見つかることも。 〇 置いている店舗が多い
ローソン △ 店舗による ベーシックな品揃え。選択肢は少なめな場合も。 △ 店舗による

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 迷ったら、文具コーナーが充実していることが多いセブン-イレブンかファミリーマートへ向かうのがおすすめです。

なぜなら、ご祝儀袋の表書きには筆ペンを使うのが正式なマナーだからです。ご祝儀袋と筆ペンを一度に揃えられる可能性が高いコンビニを選ぶことが、緊急時の時短と安心に繋がります。ボールペンや万年筆で書くのはマナー違反になるので注意しましょう。

【5分で完成】見本付き!ご祝儀袋の正しい書き方とお金の入れ方

無事にご祝儀袋と筆ペンが手に入ったら、いよいよ最後の仕上げです。以下の見本を参考に、落ち着いて書いていきましょう。

1. 表書き(おもてがき)

水引の上段中央に、お祝いの名目である「寿」または「御結婚御祝」と書きます。下段中央には、自分の名前をフルネームで、名目より少し小さめに書きます。

2. 中袋(なかぶくろ)

中袋の表面中央に、包んだ金額を「金 参萬圓」のように旧字体の漢数字で書きます。裏面の左下には、自分の住所と氏名を書きます。これにより、新郎新婦が後で整理しやすくなります。

3. お金の入れ方

お札はすべて、人物の肖像画が描かれている面が、中袋の表側の上に来るように揃えて入れます。新札を用意するのがベストですが、緊急時で手に入らない場合は、できるだけシワのない綺麗なお札を選びましょう。

【Q&A】まだ不安なあなたへ。ご祝儀袋の最後の疑問、すべて解消します

Q1. どうしても新札が用意できません。どうすればいいですか?

A1. 緊急時には新札が用意できないこともありますよね。その場合は、手持ちのお札の中で最も綺麗なものを選び、アイロンの低温で軽くシワを伸ばすだけでも丁寧な印象になります。

Q2. 袱紗(ふくさ)もコンビニで売っていますか?

A2. 残念ながら、袱紗を置いているコンビニはほとんどありません。袱紗がない場合は、ハンカチや小さな風呂敷で代用しても大丈夫です。ご祝儀袋を汚さずに持参する、という気持ちが大切です。

Q3. 包む金額の相場がわかりません。

A3. 友人や同僚へのご祝儀は、3万円が最も一般的な相場です。夫婦で招待された場合は5万円が目安となります。お祝い事なので、割り切れる偶数(2万円、4万円)や、縁起の悪い忌み数(9万円)は避けるのがマナーです。


まとめ:これさえ守れば、コンビニでも完璧!

最後に、今夜あなたがやるべきことの最重要ポイントをまとめます。

  • コンビニのご祝儀袋で全く問題なし! 大切なのは気持ちとマナーです。
  • 水引は「結び切り」か「あわじ結び」を必ず選ぶこと。
  • ご祝儀袋と一緒に「筆ペン」も忘れずに購入すること。

これで準備は万端です。何より大切なお祝いの気持ちを込めて、明日の結婚式を心から楽しんできてくださいね!

 

[参考文献リスト]

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